冷え性の解消や体質の向上につながるおすすめの血流改善方法を紹介

 

血流の悪化は冷え性や体調不良の原因にもなる重大な問題です。
とくに女性にとっては毎日の生活に支障が出ることもあります。

 

そこで今回は血流を改善することで冷え性などの血流トラブルの緩和につなげる方法を解説します。

 

血流改善に役立つ食べ物は何か、改めるべき血流の悪化させる習慣は何なのか、血流トラブルに悩む人が知っておくべきことを幅広く取り上げます。

 

血流と妊娠の関係についても解説するので、妊娠中の女性にもおすすめの内容です。

 

効果的に体質改善するために自分の体質を知る

血流を良くすることで体質を大きく改善できるのは、血流トラブルを抱えている人です。
まずは自分の体質を確認して血流が悪くなっているのか、もしくは血流が悪化しやすい体質なのかを確認しましょう。

 

自分の体質を知るには血流に関する症状があるかどうか確かめるところから始めます。

 

最初に注目すべき症状は「手足の冷え」です。
血流が悪化すると手足の先から冷たくなります。

 

とくに足先は症状が出やすいです。
足の指がいつも冷たいようなら血流が悪い体質の可能性は高いです。

 

次に見るべきポイントは肩です。
血流が悪い人は血管が縮小しているので、肩や首まわりの血の巡りが悪くなり肩こりを起こしやすい傾向があります。

 

また、肩の血流が悪化すると頭痛を引き起こすこともあります。
肩こりと頭痛を併発しているようなら肩の血流不良を疑うべきでしょう。

 

上記のような症状を確認できるなら血流が悪くなりやすい体質といえます。
体の一部が冷たいだけでも、放っておくと冷えが全身に及ぶ可能性があります。

 

抱えている血流トラブルは一時的なものではないので、何かしら血流改善を目指したアプローチが必要になります。

 

自分の血流をより詳しくチェックする方法

適切な体質改善策を選ぶには、血流についてより詳しく知っているほうが望ましいです。
現在の血流状況を正確に把握したいなら舌を見ましょう。

 

舌の様子を見れば健康的な体を維持するのに十分な血流があるのかどうかが分かります。

 

まずは舌の色を見てください。全体的に白っぽい薄いピンク色をしているなら血流が不足しています。
一部白っぽくなっているのも注意です。血流の悪化が進んでいる可能性があります。

 

舌の真ん中にくぼんだような1本の線が見える人も血流不足の可能性大です。
舌を健康的に保つのに必要な血が足りていません。

 

舌の裏の静脈が浮き上がって凹凸ができているのも原因は血流不足です。
また、舌を口から出した時に震えるのは血が足りていない場合やストレスを感じている場合によく起こる症状です。

 

このように簡単に血流の状況を確認できるので、普段から活用しましょう。

 

血流を良くする食事とは？

血流は普段の食事に大きく左右されます。
血流を良くしたいなら血液がサラサラになるバランスのよい食生活を意識してください。

 

血液をサラサラにするといえば青魚です。
青魚には血液の流れを良くするとされるEPAが豊富に含まれています。

 

このEPAはコレステロールを低下させる働きもあります。

 

さらに血栓を予防する成分もあるので、血流改善にはもってこいの食材です。タンパク質を摂取しながら、健康的に血流改善を目指すなら、青魚を積極的にとりましょう。

 

血流改善には血管を柔らかく保つことも大切です。
柔軟な血管はよく伸縮し、血液を押し出してくれるので血流が良くなります。

 

柔軟な血管を保つには、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富なココアや緑茶がおすすめです。

 

昆布やワカメといった海藻類も効果的な食材です。血管の内壁にこびりつき、血管を狭めるコレステロールを体に付着させ、そのまま老廃物となって体外に排出されます。

 

紹介した食材を種類豊富に食べて、日頃から血管と血流の改善・維持を目指しましょう。

 

血流を改善したいなら改めるべき食習慣

血流を良くする食事だけでなく、悪化させる恐れのある食習慣についても知っておきましょう。
知らぬ間に血流を悪くするリスクを避けることができます。

 

最も避けるべきなのは脂質の多い食事です。
タップリの油を使って調理されたお肉の炒め物や、脂肪の多い脂身が多く含まれるメニューは脂質の塊で、血をドロドロにさせます。

 

ドロドロ血は血流を妨げ、血栓の原因にもなるため、血流を気にするなら真っ先に控えるべきです。
血管年齢を引き上げる作用もあるので、長期的な視点から見ても脂質はよくありません。

 

肥満を助長するお菓子類も血流にはマイナスです。
肥満は血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。

 

血圧が上がるので血管が受けるダメージも大きくなるでしょう。
ダメージを受けた箇所を修復すると一時的に血管が狭まるので、さらに血流は悪くなります。

 

このように肥満は重大な血流悪化のスパイラルを発生させます。

 

血中の中性脂肪を増やす飲酒も控えるべき食習慣です。
たまに飲むくらいなら問題ありませんが、晩酌を欠かさない人は注意すべきです。

 

血行を改善すれば妊娠しやすい体を目指せる？

妊娠と血流は一見関係が無いように思えますが、実際は少なからず関連性があるとされています。

 

妊娠するためには卵巣が健康でないといけません。
卵巣の状態が悪いと卵巣の機能が低下し、不妊が助長される危険性があります。

 

卵巣の健康状態を決める大きな要素は血流です。
血流が悪いと卵巣に十分な栄養が渡されないため、日を追うごとに卵巣機能が悪化します。

 

そのため血流の悪化を招く冷え性などの症状や、脂質過多な食事は速やかに対処すべきです。
血流が改善されれば卵巣は健康になり、本来の能力を十分に発揮して妊娠を助けてくれるでしょう。

 

運動と食事を組み合わせて効果的に血流を改善しよう！

今回は血流改善につながる食事について取り上げました。
血流や血液は毎日の食事によって改善が可能ですが、短時間で効果が出るものではありません。

 

しかし、続ければ効果が期待できます。
すぐに効果が出る有酸素運動などと組み合わせて効果的に血流を改善していきましょう。