秋も深まり冬になると、冷え性がさらに悪化する方が多くなります。
靴下をしっかり履いて、湯たんぽのある生活を送る女性も多いのではないでしょうか。
そこで、今年は冷え性対策に「体質改善」を検討してみませんか。
この記事では「腸と冷え症」にスポットを当てながら、体質改善についてお話します。
冷え性のメカニズムとは一体どんなもの？
人間の平均的な体温は36度台で推移しています。
新型コロナウィルスの影響で、日頃から体温管理をしている人も増えていますよね。
人間の身体はウィルスなどが侵入すると、発熱をすることによってウィルスに対抗しようとします。
ウィルス類は熱に弱いので、身体があえて熱を出すことで対抗しているのですね。
しかし、元々の身体は平熱温度にもあるように、一定の体温を保つ機能が働いています。
中学理科などで学ぶことがある「恒温動物」のメカニズムの1つです。
人間は恒温動物の一種として、常に安定した体温をキープできる能力があります。
では、どうして冷え症は発生するのでしょうか。
人間の身体は大切な心臓をはじめとする臓器が、体内の中央部に集中しています。
そのため、この部分は安定した熱を保てるように身体も努力をします。
一方の手足は身体の末端部分に位置し、血液循環も行き届きにくい場所のため熱が少ないゾーンです。
特に運動をしないまま一定の姿勢をキープしていたり、貧血や低血圧の体質がある方は末端神経が冷えやすく、慢性的な冷え性に陥りやすくなります。
どうして女性は冷え性になりやすいの？
オフィスなどで周囲を眺めてみると、秋冬には足元や腰回りをブランケットで温めている女性が増えますよね。
しっかりと靴下も二重履きにしている女性も少なくありません。
防寒対策に力を入れる女性も多いですが、そもそもどうして女性は冷え性になりやすいのでしょうか。
その理由は性差によって、2つの視点から語ることができます。女性は年齢を重ねると、冷え性に陥りやすくなります。
1つ目の理由は「女性ホルモン」の影響です。
生理周期の変化を感じ始めると、女性ホルモンのバランスに変化が起き始めていることを意味します。
すると、身体の血行の流れが衰え始め、睡眠障害やストレスを感じやすくなるのです。
末端神経に影響を与えることも多く、冷え性を感じやすくなります。
自律神経が乱れやすくなることから、身体全体がむくんだり冷えたりしやすくなるのです。
2つ目の理由は「筋肉量」です。男性は一般的に女性よりも筋肉量が多く、冷え性になりにくいと言われています。
発熱量や水分量の維持も男性の方が身体機能上、上回っているのです。
同じ年齢の方でも男女によって冷え性の発生確率は異なり、女性の方が冷えやすくなっています。
今年こそ冷え性を治しませんか？今こそ腸を見直そう！
どうしても女性は身体の特性上、冷え性に陥りやすいことがわかりました。
そこで、今こそ冷え性を真剣に向き合ってみませんか。
ここからは、冷え性を治すためにまずは「腸を見直すこと」に注目をしていきます。
腸を見直すことは人生にメリットをもたらす
みなさんは普段、お腹周りに冷え性対策を行っていますか。
女性の多くは下着が透けないように、キャミソールやタンクトップを愛用しているのではないでしょうか。
近年は下着の締め付けを見直す動きも多く、カップ入りのキャミソール類も人気となっています。
日本は四季がある国であり、沖縄地方以外は冬季に寒さを感じやすい国です。
寒い季節になると、温かいものを好んで食べるようになりますが、鍋やみそ汁などを食した後は胃腸が温かく気持ちよいと感じますよね。
お腹は冷えやすく、そのまま放置してしまうと下痢などの症状はもちろんのこと、血流やリンパ液の流れにも影響し、身体を冷え性化してしまうのです。
もちろん、下痢が起きやすい身体は健康とは言いにくいですよね。
末端神経を冷やさないためにも胃腸をしっかりと衣服や食事などを使って、身体の内側・外側から温めておくことが大切です。
腸を見直すことは、人生に大きなメリットをもたらしますよ。
しかしカイロ類はコストもかかりますし、ごみも出てしまいます。
腹巻きもおすすめですが、タイトな服が着こなせなくなったり、デスクワークに励んでいると窮屈に感じたりしますよね。
そこで、胃腸を温めて、冷え性の改善に導く方法の１つに「腸もみ」という方法が挙げられます。
腸もみとは一体どんな施術？
今話題となっている「腸もみ」の施術をご存じでしょうか。
すでに人気動画サイトでは多数の腸もみ動画が登場しているので、なんとなくどんな施術かイメージができる人も多いかもしれません。
腸もみとは、ずばり腸を外部からマッサージする方法です。
胃腸周辺を手厚くサポートすることにより、「体質改善」の効果ももたらします。
腹部を最初は優しくもみほぐすことから始めるのですが、皮膚をしっかりと掴んで活発に動かすこともあります。
冷え性によって鈍っていた腸の動きを、揉むことで改善に導く方法です。
この方法は、普段便秘しがち体質で悩んでいる方にもおすすめです。
ストレッチだけでは胃腸はなかなか動かないですが、しっかりとダイレクトに揉みほぐすことで、すぐに動きが改善し、快便につながることも多くなっています。
腸もみは自分でもできる？
腸もみは自分で施術はできるのでしょうか。結論から言うと、自分ですることもできます。
寝る前に少しお腹を時計回りにマッサージしたり、腸周りの皮膚を掴んで上下に運動をすることでも十分な効果があります。
特に頑固な冷え性の人は、体質改善を目指すためにも湯上り後に毎日腸もみを続けてみることがおすすめです。
腸を整え、ホコホコと温まった身体で眠ることでストレスの解消や快眠にもつながりますよ。
施術方法に悩んだら、迷わずプロの技を体験してください
腸もみは自分でもできますが、根本的な体質改善を目指したい場合には、プロによる施術を受けることがおすすめです。
過敏性胃腸炎の改善にも効果があり、冷え性以外にも意外な効果をもたらします。
胃腸の調子が優れないと、気分も落ち着かないですよね。
腸もみをプロの技術で整えることで、セラピーのような効果も実感できます。
まとめ
この記事では冷え性の体質改善を見直すために、腸との関係も踏まえながら解説いたしました。
腸もみというアイディアも併せて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
腸は第二の脳とも言われており、しっかりと整えることがおすすめです。
腸もみはご自身でチャレンジもできますが、プロの施術はリラックスしたひと時をお過ごしいただけます。ぜひご体験くださいね。